毎日の食料品がアコレで安いそのわけは

「毎日のように食べる食材を安く買って節約したい」そんな思いをかなえてくれるのがスーパーアコレです。

全体的に商品が安く売られていますがパン、野菜、肉、ヨーグルトなど、毎日のように食べる食材に「10％引き」「半額」シールが貼られていることがよくあります。

安く買い物ができるスーパーアコレの秘密に迫ります。

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スーパーアコレは食料品が安い

アコレとはダイエーを傘下に持つイオンが展開するディスカウント小売店です。

小さな売り場面積（250㎡程度）の店舗を駅から少し離れた住宅街に出店する戦略や、単純化・徹底化・標準化を骨子としたローコストオペレーションによる努力や工夫で売上を伸ばしている企業です。

アコレは千葉市に本社があり、東京・千葉・埼玉に120店舗ほどを展開しています。

イオンのプライベートブランドであるトップバリュ商品やメーカーブランドの売れ筋商品を多くそろえているため、かなりお買い得に買い物ができます。

価格は一般的な食品スーパーに比べて２割ほど抑えられています。

アコレにはトップバリュ商品がたくさん並びます。トップバリュとはイオングループのプライベートブランドです。

2017年10月にソフトブレーン・フィールド㈱の公表したPB(プライベートブランド）に関するアンケート結果報告では、セブン＆アイのプライベートブランド「セブンプレミアム」を抑えてNo. 1の認知度を誇っています（トップバリュの認知度89.2％、セブンプレミアムの認知度83.9％）。

トップバリュとしては、以下の4つの異なったブランドが展開されています。特徴を理解した上で商品選びをすると納得感が違ってきます。

ブランド名	特徴
トップバリュ	「確かな品質、この安さ」をキャッチフレーズに展開されている衣食住ブランド。高品質で安心していつも買える商品を安価で提供します
トップバリュベストプライス	「トップバリュ」より廉価を目指したベーシックな商品群。納得できる品質で地域一番の低価格を提供します
トップバリュセレクト	トップバリュの中でも特に素材・産地・製法・機能にこだわった高品質ブランド。多少値段が上がってもより品質の高いものを買いたいというお客様に商品を提供します
トップバリュグリーンアイ	安心・安全・環境により配慮したブランド。農薬・化学肥料・抗生物質・合成添加物の使用をおさせて生産された原料を使って商品を提供します

プライベートブランドは価格が安くパッケージが質素なので品質が悪いような印象があります。

しかし、販売価格を決める要素のどの部分をおさえているのかが分かれば、トップバリュ商品が安く売られている理由がわかります。

商品の販売価格は製造原価または仕入原価に営業費を足し、その額に利益額を足した形で設定されます。

要素	内容
製造原価	原材料費・労務費（製品製造に直接かかわる人の人件費）・諸経費
仕入原価	仕入価格・仕入諸掛（仕入に要した運賃、保険料・荷造り費など）
営業費	一般管理費（光熱費・通信費・消耗品費・店舗や備品の減価償却費など）・販売費（広告宣伝費・包装費・配達費など）

トップバリュ商品はプライベートブランドであり、製造・仕入にかかる原価が安くできます。

また、すべてのトップバリュ商品は、イオントップバリュ㈱が企画・開発を行い、イオングループの各小売店舗（イオン、ダイエー、アコレ、いなげや、マックスバリュ、マルエツ、カスミ、ミニストップ、ウェルシアなど）で販売を行っています。

そのため、広告宣伝費があまり必要ありません。

グループ企業などが協力し、流通コスト（卸売業者を通すことによるかかる費用削減、独自の物流網など）や製造コスト(製造工場から全量買い取りなど）を削減・効率化することも可能です。

アコレはイオングループ企業であり、トップバリュ商品をあつかえることで、ディスカウント小売店としての付加価値を上げているのです。